コーヒーの栽培について

コーヒーの木の栽培の秘訣は根です

「コーヒーを栽培してとんでもなく旨いコーヒーを自分で作りたい」と考えている方に非常に良い情報をお伝えします。

美味しいコーヒーにするためのコーヒーの木には、「まっすぐの根」が必要です

先日、世界各国の生産地でコーヒーの栽培に携われた方から得た確実な情報ですので、もうそのまんま受け取っていただいて大丈夫。「根」です。

コーヒーの木の根をまっすぐにすることが重要

コーヒーの木の根には「主根」と「側根」とがあります。主根は幹から真下に伸び、側根よりも太くメインとなる根で、側根は主根の脇から伸びていくサブの根。問題になるのは「主根」のほうで、これが幹から真下にまっすぐに降りているのが良い状態。主根がまっすぐで、栄養をよく取り込める状態でないと、発芽3年後くらいに枯れたり、実がなりにくいなど、成長具合に差が出てくるとのこと。

根が真っ直ぐじゃなくても実はなる、が

自分の経験から言うと、根がまっすぐじゃない苗でもその後コーヒーの実はなっています。葉のツヤもよく、とても元気に育っているように見える木もある。なので、根が真っ直ぐじゃないと育たないというわけではなく、本当に品質の高いコーヒーをつくるには根からこだわっていく必要があるよという話です。

根を真っ直ぐにすることは種まきから始まっている

じゃあどうやってまっすぐの根を生やせるのかというと、それは種まきの段階からはじまっていて、要するに真っ直ぐになるような環境をつくるということです。ポイントは下記2点。

  • 根が伸びるのを邪魔するような小石や小枝が混じっていない「土」や「砂」
  • 下にまっすぐ伸びてもよい深さ15センチ程度の「器」

これを用意しましょう。

ただ、自分のこれまでの実績でいうと「ホームセンターで買った川砂」は発芽率が極端に悪く、その環境だけで試すのは怖いと思ってます。砂を入れた容器の水はけが悪かったのかもですが。。。固くかたまったような状態になり、芽が出にくくなったのかもしれません。

15cm程度の深さの大きめの素焼き鉢に「種まき用土」を入れた状態のほうが良い結果になるんじゃないかと考えています。

今後比較しながら試していくのでまた結果が出たらここで発表します。

葉が四枚になったら30cmのロングポットに植え替え

発芽して葉が四枚になったら植え替え時期です。その時点で根が10〜14センチ程度になっているのではないでしょうか。その苗を長さ30センチのロングポットに植え替えます。

ロングポットはJAなどで売っているらしいので探してみてください。

このタイミングでまた1つポイントがあります。

根が真っ直ぐになっているかをチェックしましょう

このタイミングで根が曲がっていたり、主根が二股に分かれてしまっているような苗は廃棄になります。(実際は捨てられませんが。。)

根がまっすぐじゃない苗は、育ってもそのまま同じ角度に曲がった根っこで育つらしく、品質や生産力が上がらないので廃棄してしまうらしいです。自分としては観葉植物にしたり、次の種子を収穫するための木もほしいですし、なによりもったいないので捨てません。

樹高が50cmくらいになったら土にまっすぐ植える

しばらくはロングポットで育てていき、樹高が50cm程度まで育ったら根が30cmくらいまで伸びているはずなので、次は畑におろしていきます。

この時点でも根が真っ直ぐなのかを確認したいところですが、苗の時点でまっすぐなので、育っても真っ直ぐなはずです。ということで、ポットの中の土と一緒に植えましょう。

畑は、地面から60cm程度まで掘る必要があるとのこと。コーヒーの木の根は60cm程度まで伸びるとのことで、その分を掘り下げて根が伸びても良い状態にしておきます。

栄養も必要なので、掘った穴には元肥を入れておくとよいです。忘れずに施しておきましょう。ほぼほぼこれで美味しいコーヒーの実がなる木の条件になっていると思います。

まとめ

これまで5年をかけてコーヒーの木を育てることをしてきましたが、苗作りの時点で根のことを考えてきていないので、もうそこからやり直しです。この話を聞いたとき、声には出さなかったですが「まじかー」と何度も思いました。まだ思ってます。

ただ、根が真っ直ぐなコーヒーの木から美味しいコーヒーができることが分かっているのであれば、それは本当にありがたい情報で、それならそれでやったるか、という気にもなっています。時間はかかりますけどね、やります。最高にどストレートな根を生やしたります。