コーヒーの木を植え替え!

コーヒーの木の苗をご購入いただいた方へ、コーヒーの木の植え替え方を説明いたします。
下記を参考にしてコーヒーの木の植え替えにチャレンジしてみてください。

コーヒーの木の植え替え方 (動画)

動画での説明は下記よりご覧ください。

コーヒーの木の植え替え方 (テキスト)

以下、テキストでの説明です。基本的には動画と同じ内容です。見返す際などにご利用ください。

植え替えのタイミング

  • 樹高が30cmを超えてきたくらいの時期。
  • もしくは、「葉」だけでなく「枝」も出始めた時期。

用意するもの

ホームセンターや園芸ショップで下記を用意して下さい。

  • 鉢 (8〜10号)
  • 軽石 (中粒〜大粒 / 3リットル程度)
  • 果樹・庭木用の土 (15リットル程度)

「鉢」は高さが必要

  • 鉢は最低でも「8号」の鉢をご用意ください。鉢を置く場所に余裕がある方は「10号」にしてください。
  • コーヒーの木の根は、「直根性」といって根が真下に真っすぐ伸びていきます。高さの低い鉢に植えると根が窮屈な状態になり木の生育に影響します。できれば10号くらいの高さのある鉢が望ましいです。

「土」は水はけ良く

  • コーヒーの木は水はけの良い状態を好みます。排水性を高めるため、用意しておいた軽石を鉢底に敷いてください。
  • 次に果樹・庭木用の土を少し軽石の上にかけます。苗木の土の表面が、鉢の少し下くらいになるよう、敷いておく土の高さを調節してください。
  • 市販の果樹・庭木用の土にはいくつかの資材がブレンドされているので手間なくすぐに植えることができますが、さらに排水性を高めるために、鹿沼土やバーミキュライト、ピートモスなどを好みでブレンドされるとより良いと思います。

苗を育苗ポットから抜く

  • ポットを逆さまにして木をポットから抜いてください。
  • 土はほぐさずにそのままにしてください。(土がほぐれてしまっても大丈夫です。)

苗を鉢にセットする

  • 根っこはカットせずにそのまま植えます。
  • ポットから出した苗を入れて、隙間に土を入れていってください。
  • 土がほぐれている場合は、根っこがなるべく真下へ伸びるように垂らして、木が自立するまでまわりに土を流し入れてください。
  • 木がしっかり根付くまでは、支柱をたてて幹を支えてあげるとよりよいです。

水やりして定着させる

  • 植え替え後は、水を多めにあげて土を落ち着かせます。
  • その後の水やりのタイミングは「土の表面がしっかり乾いてから」にしてください。細かく少しずつあげるよりも、「土の表面がしっかり乾いたときにたくさんの水をあげる」ほうがよいです。

置き場所

  • コーヒーの木は日陰を好みます。一日のうち数時間だけ直射日光があたり、それ以外は日陰になるような場所がベストです。
  • 部屋の中でしたら、ベランダ近くの「直射日光はあたらないが明るい場所」が良いです。
  • また「冬の冷たい風」や「強い風」も苦手なので、風が抜けるような場所も避けてください。

肥料はあげなくてもよい

  • 肥料をあげるかどうかは栽培される方の好みですので、まずは好みでいろいろと試されることでよいと思います。
  • とくに何もあげなくても元気に育っていくと思います。

病害虫

  • 葉の裏側や、枝葉の根本などにカイガラムシがつくことがよくあります。見つけたら歯ブラシなどでこすって落としてください。

収穫

  • コーヒーは発芽から3年ほど経った木に花が咲き実がなります。まずは3年間、木を元気に育てて自分のコーヒーが飲めるところまで楽しんでいきましょう!