沖縄には「やちむん」と呼ばれる陶器の民芸品があり、お皿やお椀、コーヒーカップなど食器やシーサーなどが作られています。どんなものが人気なのかを見てみましょう。
「やちむん」とは
「やちむん」とは、沖縄の方言で「焼き物 (やきもの)」のこと。1600年頃の琉球王国時代から現在まで続く沖縄の伝統工芸です。伝統的な模様が絵付けされた作品や、若手の作家などが作る現代的な作品まで同じやちむんでも作風は様々。どの作風も幅広い世代に愛されているようです。
青がポイント
やちむんのなかでも人気の色は「青」です。焼き物の青色は酸化コバルトという釉薬を使って出すようですが、その色具合は作家によって様々で、その色具合が作家の個性となってそれぞれに表現されています。コーヒーの黒色は鮮やかな青の器に映えそうですね。
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出典) ニライカナイ自由が丘さんInstagram
こんな器でコーヒーを飲みたい
やちむんといえば自然の草木などを模様を取り入れたものが多いですが、そんな伝統的な自然をモチーフとしつつも現代的な洗練された器もあります。
こんな素敵な器にしたら毎朝のコーヒーが一層素敵な時間になりますね。
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出典) 育陶園さんInstagram
エスプレッソのために作られた器
いわゆる沖縄の「やちむん」とは呼ばないのかもしれませんが、沖縄には「エスプレッソを飲むため」のコーヒーカップを作られている作家さんがいます。その作風は非常に独創的で、コーヒーの香りを熱狂的に愛するものたちのどろっとした変態性が表現されているかのようです。数多く生産されているわけではないようで、提携している決まった店舗や、イベント等での販売がメインのようです。どこかで見かけたら迷わず購入されることをおすすめします。
出典) 今村能章さんInstagram
まとめ
せっかくのコーヒーを楽しむならやはり気に入った器でいただきたいですよね。コロナ禍で家庭でのコーヒー消費量が増えているという話も聞きますので、お気に入りのコーヒーカップをひとつ用意するのは家でのコーヒータイムの質をぐっと高めるよい方法だと思います。沖縄県産のコーヒーが気になっている方は、ぜひ沖縄の「やちむん」もチェックしてみてください。