雑記

沖縄のコーヒーを生豆で入手できるか

カフェを経営しているオーナーさんや、コーヒーが好きで自分で焙煎されるような方は、「沖縄県産コーヒーの生豆を入手して販売したい (焙煎して飲んでみたい)」という方もいらっしゃると思います。

下記の記事にも書いたとおり、2021年現在沖縄県産コーヒーはほぼ流通しておらず、好きなときに好きなだけ購入することは難しいと思います。

沖縄にあるコーヒー農園について

ただしタイミングによっては購入できないこともないはずですのでその方法を考えてみたいと思います。

沖縄県産コーヒーを購入できるのは12〜6月あたりか

2021年現在、沖縄県産コーヒーは一年中販売できるほど生産されていません。もし一年中「沖縄県産」を謳って販売しているところがあるとすると、ちょっと疑ってみてもいいと思います。

そんな沖縄県産コーヒーですが、もし買えるとすると購入できる時期は12〜6月あたりになると思います。

コーヒーの実の収穫時期は毎年およそ10月頃から始まり、翌年4月頃まで続きます。

収穫された実は皮をむいたり、精製という過程により果肉をきれいに落としたり、さらに豆の水分量を調整するための乾燥工程などがあり、生豆の状態になるために数10日の期間を要します。

生豆として販売されるのは収穫時期から2ヶ月程度ずれると考えて、12月から6月あたりで購入できるのではないでしょうか。

過去に販売の実績はある

これまでインターネットにおいて沖縄県産コーヒーが販売されているのを何回か見たことがありますが、それらはほとんど「栽培した農家が自ら販売している」というものでした。

生産量が少ないので、焙煎される方に向けての卸販売はほぼされていないわけです。

ただ、下記ページの情報にあるとおり、かなり限定的ではありますが卸された実績もあります。

<国産コーヒー>伊勢丹新宿店にて好評販売中!

もし生豆を購入できるとしたら価格はどのくらい?

上記ページでの価格は「50gで税抜4,800円」という価格です。スペシャルティコーヒーの相場と比較しておよそ10倍程度でしょうか?

一方、生豆の仕入れ価格として考えると、スペシャルティコーヒーの生豆の仕入れ価格が1kgあたりおよそ5,000〜6,000円くらいだと思いますので、仮にその10倍だとすると、沖縄県産コーヒーの生豆の仕入れ価格は「1kgあたり50,000〜60,000円」くらいになりそうです。

まだまだ希少なのでしようがないですが、生産量が増えてもっと入手しやすくなったほうがよいだろうなーと思います。

農家に直接聞いてみるのはどうか

過去に販売の実績があるということで、沖縄県産コーヒーを購入することは完全に不可能ということでもないようです。

ただ、沖縄県においてコーヒーを栽培している農家はコーヒーだけ専業で経営しているわけではないですし、農協に卸すような農産物として認められているものでもないので、決まった流通経路があるわけではないでしょう。

ということでもうコーヒーを栽培されている農家さんに直接聞いてみる、という手が一番よいのではないかなと思います。自分の知る限り、「豆が余っている」という方は聞いたことありませんが、少し分けることなら可能という方はいらっしゃいます。どうやって連絡をとるか、値段はいくらか、といったことまではお伝えできませんが、可能性はきっとあると思います。

まとめ

沖縄県産コーヒーの生豆を入手するにはおよそ下記が目安になります。

  • 農家を探し出して直接交渉
  • 価格は相場の10倍くらい?
  • 仕入れの時期は12月〜6月くらい?

そもそも交渉可能な農家が見つかるのかというところがむしろ難しいかもしれませんが、簡単に手に入ってしまっても面白くないですしね。

ちなみに自分のところにおいても生豆の販売は考えています (あと数年かかる?) ので、気長に待つよーという方はぜひこのブログやツイッターをチェックしてもらえればと思います。