コーヒーの栽培について

2021年コーヒーの木の花が開花

2021年もコーヒーの木の花が、昨年と変わらず開花してくれまして、その様子をお伝えします。

それにしても、昨年からの新コロナの影響により社会の様子や生活は様変わりしつつありますが、「自然」は基本的にはなにも変わらないですね。昨年とおよそ同時期に雨が降って、花が開花してくれたということに、いろいろな意味で安心します。

人間は毎日機嫌も変わるし、処理しなくてはならない情報の多さと速さにさらされて、常に濁流の中でもがいているようです。疲れますよね。。疲れますが、、コーヒー飲んでがんばります。

2020年は3月下旬

昨年の記事を見ると、昨年は3月26日に開花したようです。

2020年 コーヒーの木の花が開花

今年はコーヒーの実が熟すのも遅かったのですが、その影響か開花も少し遅いですね。

2021年と過去の平均気温を比較すると、1月だけ昨年よりも2度ほど低いということがあります。これが原因かは分かりませんが、例年との違いというのは気にしておこうかと思います。

やはり雨の後に開花

「コーヒーの木の花は雨の後に咲く」というのがいろいろなところで言われていることですが、沖縄においてもこれはその通りです。

日本よりも雨季と乾季がはっきりと分かれている海外の生産地においては、雨季に大量の雨がしっかりと降り、その後に一斉にコーヒーの花が咲くとのこと。

沖縄では「雨季」というほどに長い雨ということではないですが、スコールのようなしっかりとした大量の雨が降ったりします。それが3〜4月くらいに降り、その後すぐにコーヒーの花が咲きます。

3月くらいからこんな蕾がだんだんと増えていく

 

雨の後に一気に開花していく

 

コーヒーを栽培しているとどの段階においてもわからないことや失敗することが多いので不安だらけなわけですが、この「雨の後に開花」はその通りになるので本当に安心するイベントです。

開花した日の気温は27℃

ちなみに、2021年の開花した日の気温は「27℃」。

2020年の開花日3月26日は「25.5℃」なので、気温が高くならないから開花が遅れたということではなさそうです。

蕾ができて膨らみ始めるタイミングと、その後いつどのくらい雨が降るのかが重要なのではないかなーと。

コーヒーの木の花はジャスミンの香り

コーヒーの木の花が一斉に咲くと、木の周りにジャスミンに似た香りが漂い、香りに虫が誘われててたくさん集まってきます。

コーヒーの木は2〜3日ですぐに枯れてしまうので、もし咲いているところを見れる機会があればぜひ香りも確認してみてください。

今年は実をしっかりと実らせたい

2020年もしっかりと花が咲いてたくさんの実がなると喜んでいました。

ただ、2020年は数多くの実がなったものの、水に浮いてしまう不良の実の割合が多く、花の時点で期待したほどの収穫にはできませんでした。

肥料の量が少なかったか、枝の剪定が不十分だったか、そもそも根の状態がよくないのか。

仮説としては、肥料を増やすことと、剪定により改善される気がしているので、試していく予定です。

どうもスピードが上がりませんが仕方ないですね。地道に進んでいきます。