リゾートバイトと言って、沖縄の観光地やホテル、ダイビングなどのマリンアクティビティのお店で働きたいっていう人が結構いらっしゃるらしいですね。
確かにリゾート地の自然の中でストレスなく働けたらいいですよね。
そして働いた結果コーヒーが出来上がったりして、自分が作ったコーヒーを飲めたりしたら特別な体験だと思いますし興味湧きますよね。「沖縄のコーヒー農園で働く」というのは確かに魅力的に感じます。
ただ、、結論として「沖縄のコーヒー農園で働く」ということを実現するのは簡単ではないだろうなーと思います。
沖縄における「農家」の求人はどのぐらいあるのか
実際に2021年5月時点での「沖縄の農家で働く」という求人があるのかを見てみましょう。
Googleの求人検索で「沖縄 コーヒー」と検索すると、カフェのスタッフ募集は多く出てきますが、農園での募集はなさそうです。
同じくGoogleの求人検索で今度は「沖縄 農家 コーヒー」と検索すると、該当するものはありませんでした。
さらに今度は「沖縄 農家」だけで検索すると、「葉たばこ」や「さとうきび」「マンゴー」など他の生産品目であれば、農家でのアルバイト募集はありました。が、やはりコーヒーはありません。
ということで、インターネット上にはコーヒー農家の募集はなく、基本的にアルバイトのような形で働き手を探しているということはないのでしょう。
お試しでリゾートバイトで働くのもいいのでは
本記事冒頭でお伝えしたとおり、リゾート地で募集されているアルバイト「リゾートバイト」というものがあります。
リゾート地で半分旅行の感覚もありつつ、かつ働いてお金も稼げるということでかなり人気があるようです。ホテルなど宿泊施設や、マリンスポーツ関連が多いイメージですが、前述したマンゴーやサトウキビ農家でのアルバイトも、それが沖縄の農家ならばリゾートバイトと考えられるかもしれません。
いきなり「沖縄でコーヒー農園」ということでなくても、たとえば沖縄で働くってどんな感じかな?ということをリゾートバイトで一度試してみるというのも良い方法ではないでしょうか。
実際に沖縄で暮らしてみるとイメージしていたのと違うぞ、ということもあるかもしれませんし、まずは一度働いてみるというのは大事ですね。
農業法人に転職って手もある
リゾートバイトで試してみて問題ないようなら、次は「農業法人に転職」するってのはどうでしょうか。
農家で働くというと、自分なんかは「その農家の家族のところに住みこみで働く」ようなイメージがあるのですが、「農業法人に転職する」というのは会社組織に転職するということです。
農業をやっている会社に就職するということなので、よくある転職に似た形かなーと思いますしそのほうが現実的だと思います。
きちんと農業を経営している会社ですと人員配置を計画しているので募集している可能性が高いように思います。
自分が知っているところでは下記の会社があります。こちらでは、新規就農 (農業を始めること) を支援するという取り組みもされているようです。
まずはこちらの会社に就職し、1〜2年の研修を経て、その後独立して自分で農業をしていくという流れができるようです。しかも独立の際に「農地探し」や「資金計画のアドバイス」もしてもらえて、独立のための足がかりを作ってくださるということですね。素晴らしい取り組みだと思います。
移住して農家になる?
最後は、「移住してしまって、自分で農地を探して農家を始める」という方法ですね。
これならば生産品目は自分の好みで決められますので、コーヒーを始めてもいいし、それ以外の品目も試してみてもいいしで好きにできます。
ただし少しイメージしたらわかると思いますが、「時間」と「お金」のどちらかがかかります。
コーヒーは種を植えて発芽してから初収穫までに3年。木が大きくなって収穫量が増えてくるまでに5年以上かかります。販売するところまでたどり着くまでは収入がありませんのでお金が相当にかかります。
これを実行するには、
- 住むところ
- 販売までの期間の収入源
- 生産から販売までの機材や人手の準備
など、事前に周到に計画する必要があります。
なかなかにハードルが高いですが、その分だれにも気兼ねせず自分の考えで思い切り取り組めそうです。資金に余裕がある場合はチャレンジされてもいいでしょう。
まとめ
「沖縄のコーヒー農園で働く」という状態を目指すことはとても魅力的ではありますが、そう簡単ではなさそうです。資金が無い場合もある場合も、一旦沖縄に住んでみて、そこから情報を集めながら本当に実行できそうかを考えてみることをおすすめします。